SFやファンタジーがいつからホラーになってしまったんだろうか。SFとジャンル分けされている最近の映画の大半はSF的な要素が気迫でチャンバラ映画かホラー映画になってしまっている。
違うんだよ。昔のSFやファンタジーには夢があった。ワクワクして見たり読んだりする物でどんな主人公も明るい未来に希望を描いていた。
しかし、どうだ。最近では描かれている未来はすべて暗い。どのSFもファンタジーも今の人類の文明は衰退すると予知している。地球崩壊を決めつけている。環境崩壊、エネルギー資源の枯渇、確かにその未来は変えようになさそうだし、それではホラーになるしかない。現実社会そのものがホラーなんだから。
アメリカでSF小説が全盛だった頃、ハインラインやアシモフが活躍していた頃、SFの描く未来は創造性に溢れ、人類は宇宙の隅々にまで勢力を広げていた。
そして、思い返せば、主人公の多くは少年少女だった。そう、SFもファンタジーも子供達に夢と希望を与える物だったのだ。
それを大人が分捕り、ホラーにしてしまった。実に嘆かわしいことだ。
表題の本を読みながら、そんなことを考えていた。主人公の少年たちが地球を救うスペース・ファンタジーで、冒険活劇。ページ毎に冒険があり、ページが変われば場面も変わる。
この本には夢と希望が満たされ、ワクワクドキドキする久しぶりの読書体験が隠されていた。子供向けだから低レベルだなんていう偏見を抱かない人には是非。
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ラークライト: 伝説の宇宙海賊 単行本 – 2007/8/1
- 本の長さ421ページ
- 言語日本語
- 出版社理論社
- 発売日2007/8/1
- ISBN-104652079125
- ISBN-13978-4652079126
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登録情報
- 出版社 : 理論社 (2007/8/1)
- 発売日 : 2007/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 421ページ
- ISBN-10 : 4652079125
- ISBN-13 : 978-4652079126
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,344,956位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,085位こどものSF・ファンタジー
- - 15,290位英米文学研究
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
状態もよく、期待通りのものをいただきました。
思ったよりも大きな本でした。
思ったよりも大きな本でした。
2011年2月14日に日本でレビュー済み
アーサーの母親は行方知れず、父親は研究に没頭。アーサーは姉と二人、仲がよいとはいえないけれど、宇宙船、ってかそれが住居なのですが、ラークライトで暮らしています。
そこを突如襲う宇宙蜘蛛の集団。こいつらは何者だ!
ファンタジーなんていっていられない、コテコテのSF冒険大活劇です。悪い意味ではなく映画的です。ハラハラドキドキの展開なんですが、もちろん正義が勝つのだ。
そこを突如襲う宇宙蜘蛛の集団。こいつらは何者だ!
ファンタジーなんていっていられない、コテコテのSF冒険大活劇です。悪い意味ではなく映画的です。ハラハラドキドキの展開なんですが、もちろん正義が勝つのだ。
2007年10月5日に日本でレビュー済み
太陽系を股にかけた冒険ファンタジー。
主人公は、19世紀のイギリス中産家庭の姉弟。たくさんの地球外生命体との賑やかなドタバタ活劇です。「宇宙の空気は薄い」けど、ちゃんと生活できたりして、その自由自在、好き勝手な異世界振りが楽しいです。リアリティや深遠なメッセージを求める方にはお勧めできませんが、楽観的な娯楽小説の好きな方は、楽しめるかと思います。
主人公は、19世紀のイギリス中産家庭の姉弟。たくさんの地球外生命体との賑やかなドタバタ活劇です。「宇宙の空気は薄い」けど、ちゃんと生活できたりして、その自由自在、好き勝手な異世界振りが楽しいです。リアリティや深遠なメッセージを求める方にはお勧めできませんが、楽観的な娯楽小説の好きな方は、楽しめるかと思います。